2017年11月20日月曜日

野村訓市とレコードの話

野村訓市 ここ何年かで名前を知った人。
多分最初は私が敬愛するwes andersonの映画グランドブタペストホテルに出てたのがきっかけだった気がする。
この映画のインタビュー記事とかで聞き手やカメオ出演もしていて知った。wesとも仲がよろしいようで羨ましい。

この野村訓市さんがやってるラジオを聞きました。

今はライフスタイルというものが流行っていて、それが紹介されているものでは綺麗でなにか作られているようなものではないかと疑ってしまう。
ただ、野村さんの知っているレコードを聴く人というのは生活感がある部屋で、有名なデザイナーが作った高価な椅子とかではなくノーブランドのものや長年使ってたり、いつ買ったか覚えてないものを使っていたりしていて本当のライフスタイルが見れるのではないかと考えている。その視点で雑誌ブルータスで連載を持ったみたいな話です。
この中でレコードを聴くというのは音楽に対しての向き合い方としていいのではないかというのが出ていて、私はそれにすごく共感しました。
レコードで音楽を聴くというのは少し手間です。パソコンや音楽プレイヤーだったら、好きな音楽をすぐにどこでも聞けます。ただ、レコードだと聞きたい曲のレコードを選んでレコードプレーヤーで針を落とさなければ再生できないし、30分もすればB面に変えなければいけない。曲ごとの再生もできない。面倒なんです。レコードに向き合わなければいけないからながら作業ができない。
好きな曲を聞くときにそれが流れるのをじっと待つ、そうするとその前の曲とか今まで別に好きじゃなかった曲の良さがわかるようになったり新しい発見がある。


野村さんはレコードを聞くという事によってオンとオフを切り替えることをしているとも話していました。

深夜いくら疲れて帰って来てもレコードを聞いてそれによってだんだん時間が経っていくにつれて仕事モードからオフに変えていくということでした。

私は上に書いた、レコードの聴く事によっての発見は実感としてあるし行為として音楽と向き合うというのは贅沢な感じがして好きです。

テクノロジーがどんどん進んでいろいろ便利になるけど、なんだか私たちはその反動でアナログなレコードや手紙やフィルムカメラや手で感覚で直に感じれるものに魅力を感じるのかななんて思いました。

radikoのタイムフリーでこのラジオも聞けるので興味がある方はどうぞ

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たりないeye

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